2008年10月21日火曜日
プレゼンテーション考察
最近、プレゼンテーションをするプレゼンテーターと芸人は似ている気がしてきました。
でも、まだ悶々としているので、Blogに書きながら整理ができないかと、ちょっと試行錯誤してみたいと思っています。
最初、私はプレゼンがすごく苦手だったので、得意な先輩に無理矢理理由をつけて付いていってはずっと傍らで聞いていました。
そこで得た法則
・うまい人のプレゼンを完コピしても、全く通じない
・うまい人のトピックを突き詰めていくと、実は1つか2つのことしか言っていない。
でした。
それに気づいてからは、自分のプレゼンスタイルを探すようになり、ある程度自分のスタイルを見つける事ができました。
どんなにプレゼンが下手な人でも、その人のスタイルで話せるようになると、うまく聞こえるようになるので不思議です。
ただ、芸人と似てるなっと思うのは、芸風(プレゼンスタイル)によっては一発屋だったり、お客様や雰囲気によって当たり外れがでたりすることです。
また、そのプレゼンスタイルというのは、その人のオリジナリティとは別だということもおぼろげながら感じています。
つまり、プレゼンスタイルにも種類があるということです。
自分でもスッキリしていないので、いくつか学びを挙げてみることにします。
・すごく面白いプレゼン(=奇抜なプレゼン)技法は、一時期流行るけどしばらくするとウケなくなる
・技法は同じでも、自己(エゴ)が喋りに表れると伝わりにくい。また、そういう時に限ってトラブルが発生する
・オリジナリティ(芸風)は裏切らないが、ヒットも飛ばさない
・どんなに内容が良くても、お客さんが何について話しているかわからないと満足させられない
・内容があまりなくても、何について話しているかがちゃんと伝わるとお客さんは満足する傾向にある
・内容が単調だと、間延びする
・内容を詰め込みすぎると、何について話しているか伝わりきらないまま時間が過ぎてしまう
・話す内容を書き出して暗記すると、失敗しないが面白くはない。
・伝えたい内容を吟味し、トピックを2・3個程度まで切りつめてから、特にストーリーを決めずに、腹を決めてプレゼンに挑むと非常にウケる
・ウケたからといって、内容が伝わったかどうかは不明
・内容が伝わることと、お客さんを満足させることと、どっちが大事かと言えば後者。なぜなら、限られたプレゼン時間で内容を伝えきるよりも興味を持っていただいて後で自ら調べていただけくキッカケになるほうが効果的だから
この時点でまとめてみると
・オリジナリティ(自分のスタイル・芸風)= スベらない為の基盤
・プレゼン資料 = バランスが大切(トピックを絞って、適切な長さに納める。時間が余ればデモ・トーク・Q&Aにあてる)
・プレゼン技法 = 飛び道具(TPOに合わせてうまく使えばウケる)
・場に乗る体勢 = 飛び道具(うまく乗れるとウケるが、自己がでると外す)
という感じでしょうか。。
これを(お笑い)芸人にあてはめると、それぞれ
・芸風
・ネタの内容
・笑わせる技術やパターン
・場に乗る体勢
なのかも。
ということで、現時点での私の仮説は
『芸人(とくにお笑い芸人)を研究すると、プレゼンも安定する』
です。
ちなみに、お笑い技法の鉄板として「他人がウケたネタ(=その場で「突然生まれた笑い」のキッカケのネタ)をコピーして何度か使う」というもがあると思います。
これはプレゼンにも非常に有効で、私は個人的に「パクろうぜ手法」と名付けています(^^;
(たぶん、つづく)
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