2008年8月22日金曜日

パッと見すごい!


・・と思ってしまうこの記事
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080822AT2C2201L22082008.html

タンス貯金の総額が30兆円、使われない貯金が120兆円ということですが、
日本人口約1億2700万人のうち、貯蓄しそうな世代(30代以降)約9千万人で割ってみると
タンス貯金の一人当たりの平均が33万円、銀行に万が一の為に蓄えてある貯蓄が平均133万円となります。
仮に、老後の資金をためていそうな50代以降の人口5300万人だけで割ってみても
タンス貯金+万が一の貯蓄=280万円/人です。

金利ゼロ時代、多くの銀行で「老後をある程度楽しんで過ごすには、一人当たり1億円の貯蓄が必要です」と唱っていて、その根拠となる算出方法まで公開していたことがありますが、もしその試算が正しいのであれば、280万円の緊急用貯蓄なんて焼け石に水で、日本崩壊ということを意味している気がします。

日銀的には「使われないお金が多いのが問題」的に発表しているように見えますが、1億円貯めないと普通の暮らしができないと言っていたのは銀行なのですから、自らまいた(まかせてしまった)種かと・・

金融系の数値なんて(業界の人にとっては意味あるはずですが)、一般庶民には意味が無いと思った次第です。

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