2009年6月18日木曜日

ファーストショット

先日購入したフィルムカメラを持って、散歩をしてみました。
(実際には先日購入したカメラを購入するかどうかを決めかねていたので、同じカメラを持っていた知人にお借りしたもので撮ったものです。撮影後に気に入ったのでカメラの購入を決めたのでした)

シャッタースピード、絞り値、ピント合わせ、どれをとってもこのカメラは私に教えてくれません。
露出計を使って光量を測り、自分の意思でシャッタースピードと絞り値を決め、ピントも目視で合わせるという作業の一つ一つが楽しく、最後にシャッターボタンを押す段階にくると、何か一つの事を成し遂げる瞬間のような小さな感動を得ることができます。

写真を撮った後も、ちゃんと思った通りに写っているのかどうか心配なまま、現像されたフィルムがあがってくるのを待つドキドキ感。
子供の頃に感じていた「時間のゆったり感」を思い出しました。


しかも、中判フィルムなので情報量も多く、上の写真真ん中にあるビルの屋上部分を拡大すると、下のようにちゃんと文字がはっきりと確認できたりします。


解像度的には Canon 5D Mark2 とほぼ同等な感じがするのですが、使うレンズ次第で 5D2 の方がよりパッキリした絵になりそうでもあります。
ただ、今回は ISO 400 という粗めの粒子のフィルムを使ていたので、ISO 50 レベルの低感度フィルムを使うと 5D2 では全然及ばないのかもしれません。


私の用途的にはこれ以上の解像度は滅多に必要ないのと、もっとゆるさを感じる絵をこのカメラには求めているので、この情報量を活かしつつパッキリ感を感じさせない写真を求めての試行錯誤が今後の課題となりそうです。楽しみです。

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