2008年11月30日日曜日
お勧めコンデジ LUMIX DMC-LX3
コンデジにはキヤノンのG7を使っていたのですが、イメージセンサー部分にホコリが入ってしまい、ホコリ除去には1万円以上かかる見積もり(コンデジは一眼レフのようにホコリを吹き飛ばすことができないので、レンズ部分ごと全取り替えとなるそうです・・)となったので、TDR旅行をキッカケにパナソニックのLX3に乗り換えました。
(実は、G7のセンサー部分にホコリが入ったのは今回で2回目です・・)
このLX3、写真好きでもそうでなくても憧れるライカ製レンズが採用されています。F値2.0のズミクロンです!
(どうせなら、カメラの名前(ルミックス)に似ているF値1.4のズミルックスを採用して欲しかったですが(^^;)
ここ最近登場してきたデジカメは、画像素子数が多くても高感度にも強くなっているので、画素数はあまり気にせず選びました。
なので、操作性やレンズの良さ・見た目での勝負となります。
私にとってコンデジで一番困るのは、シャッターチャンスに弱いこと。手ぶれは補正できても被写体ブレがおきやすいです。。
それを回避するには、レンズのF値を稼ぐのが一番なので、明るいレンズ(=小さいF値なほどシャッターチャンスに強いレンズ)であることが一番優先したいスペックです。
コンデジでもF2.8という明るさのレンズを持つものもいくつか出ていますが、F2.0のレンズと比べると約1段分の差があります。
つまり、F2.8のレンズで 1/30秒 のシャッター速度しか得られない場所で、F2.0のレンズを使えば 1/60秒 のシャッター速度が得られることになり、それだけ被写体ブレを防ぐことができます。
もしF2.8レンズでも 1/60秒 で撮りたければ、ISO感度を上げる(ISO200だったらISO400に上げる)必要があります。デジタル一眼であれば、最近はISO1600程度まですごく奇麗に写るものもでてきていますが、コンデジではISO200くらいまでしか「奇麗!」には見えません。LX3も高感度撮影につよいと言われていてISO400でもかなり奇麗ですが、やはりデジ一のイメージをもってみるとちょっと使いたくない感度です。
そんな高感度に弱いコンデジにおいてのF値の明るさは、ものすごい武器となると考えます。
特にフグ写には最強のコンデジだと思われます。ターゲット追尾AF機能もあるので、たとえばうちのくるりさんに一度ピントを合わせるとずっと彼を追い続けてながらAFしてくれます。かなりフグ写が楽になりました。
あと、コンデジはデジ一にくらべてボケが非常に小さくなってしまいます。
(ボケの詳細は、デジカメの話しさんの記事やマッド・サイエンティスト研究所さんの記事でとても詳しく説明されていました)
撮影場所と画角を同じにした場合(同じ構図を狙った場合)、ボケ量は有効口径というものの大きさに比例するようになっています。有効口径には、
有効口径=焦点距離/F値
という式が成り立つので、『焦点距離が長いほど & F値が小さいほど』よくボケが効くことになります。
ここで、焦点距離とは「レンズからイメージセンサーまでの距離」を示すので、一眼とコンデジで同じ画角を得ようとした場合、イメージセンサーの小さいコンデジはどうしてもレンズからイメージセンサーまでの距離が短くなってしまうという宿命にあります。
→デジカメの話しさんの記事にある『図2.35mm換算の焦点距離と画角』の絵を拝見すると一目瞭然です
つまり、一眼に比べてどうしても焦点距離が短くなってしまうコンデジでも、ボケ量を増やしたいのであれば、F値を稼ぐ(=小さなF値=明るいレンズである)必要があります。(そうでなければ、構図をかえるしかボケを大きくする方法がないので・・)
なので、明るいF値(小さなF値)を持つLX3はとても嬉しいコンデジです。
これはホント、おススメです〜
2 件のコメント:
駄王です。
初めてお邪魔いたします。
キヤノンGシリーズ…キヤノンのコンデジの旗艦であり質実剛健な
ところが好きだったのですけれど、G6あたりから方向性が変化し
てしまって、あまり選ぶべき理由の見当たらないカメラになりつつ
あります。
実際、GシリーズからLX3へ鞍替えされる方は多いようですね。
+駄王さん+
コメントありがとうございます!!!
お返事遅くなってすみません。。
おぉ!昔のGシリーズをご存知なんですね、さすが駄王さん。私はその頃のGシリーズを知らないのですが、最初のGシリーズはF2.0レンズだったと聞いた記憶があります。質実剛健なGってかっこよさそうですね〜
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